故人のFacebookアカウントを追悼アカウントにする方法・削除する方法

Facebook

Facebookには「追悼アカウント」という仕組みが以前から用意されており、SNSの中でも比較的整った死後対応の仕組みを持つサービスの一つです。とはいえ、その存在を十分に把握しているとは言えず、いざというときに戸惑うご家族は少なくありません。

基本知識:Facebookの2つの選択肢

Facebookでは、利用者が亡くなった場合、あらかじめ指定していた「追悼アカウント管理人」がアカウントを追悼アカウントに切り替えることができます。追悼アカウントでは、プロフィール名の横に「追悼」の文字が表示され、友人や家族が引き続き投稿にコメントを残すことができます。

一方、削除を希望する場合は、故人の近親者であることを証明する書類を提出したうえで、削除申請を行うことになります。生前に「追悼アカウント管理人」を設定していたかどうかで、事後の対応のしやすさが大きく変わります。

具体的なトラブル事例(一般化した事例です)

生前に追悼アカウント管理人の設定をしていなかったため、ご家族が削除申請の手続きを一から進める必要があり、必要書類の準備に時間がかかってしまったという相談があります。また、故人のアカウントに友人からのお悔やみメッセージが多数寄せられ、どう対応すればよいか分からず困惑してしまったという事例もあります。

今すぐできる対処法

①追悼アカウント管理人の設定状況を確認する
生前にこの設定がされているかを確認しましょう。設定されていない場合、事後の対応にはより多くの書類準備が必要になる可能性があります。

②追悼アカウントにするか削除するかを家族で話し合う
故人の投稿やつながりを残したいか、整理を優先したいかによって選ぶ手続きが変わります。

③必要書類を早めに確認・準備する
死亡診断書の写しなど、故人との関係を証明する書類が必要になる場合が多いため、余裕を持って準備しましょう。

専門家に相談すべきケース

複数のSNSアカウントの整理を同時に進めたい場合や、相続財産の棚卸しとあわせて進めたい場合は、行政書士への相談が全体の見通しを立てる助けになります。

なお、相続登記に関する手続きは司法書士の業務範囲であり、相続人間で意見が対立する場合の代理交渉は弁護士の業務範囲となります。クロフネ行政書士事務所では、必要に応じて司法書士・弁護士とも連携しながらご案内しています。

よくある質問(FAQ)

追悼アカウント管理人とは何ですか?

生前に指定しておくことで、亡くなった後にアカウントを追悼アカウントへ切り替える権限を持つ人のことです。設定しておくことで、事後の手続きがスムーズになります。

追悼アカウント管理人が設定されていない場合はどうなりますか?

近親者であることを証明する書類を提出したうえで、削除申請などを行うことになります。手続きにやや時間がかかる場合があります。

追悼アカウントに切り替えた後、削除に変更できますか?

後日、削除申請を行うことは可能です。まずはご家族で話し合ってから決めるとよいでしょう。

友人からのお悔やみメッセージにはどう対応すればいいですか?

対応方法に決まりはありません。追悼アカウントとして残す場合、そのままコメントを残していただく形でも問題ありません。

複数のSNSを一括で整理する方法はありますか?

サービスごとに手続きが異なるため一括での対応は難しいですが、デジタル資産の一覧を作成しておくことで整理がしやすくなります。行政書士への相談もご検討ください。

まとめ

Facebookには追悼アカウントという選択肢がありますが、生前の設定状況によって事後の対応のしやすさが変わります。まずは設定状況を確認し、家族の意向に沿って手続きを進めていきましょう。

深沢文敏・家族資産コンシェルジュ・行政書士・宅地建物取引士

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深沢 文敏

家族資産コンシェルジュ|行政書士(登録番号 第14130403号)・宅地建物取引士
クロフネ行政書士事務所 代表/さいたま市大宮区

📰 メディア掲載 50媒体超 📚 著書 3冊 🏠 郡山居住・不動産所有経験あり

一部上場企業を退職後、行政書士として独立。法務書類の作成権限を持つ行政書士と、不動産売買を媒介できる宅地建物取引士の両資格を保有。郡山市(開成・鶴見坦エリア)に居住し、マンションを所有していた経験から、地方都市の不動産が抱える課題を現場感覚で把握している。日本経済新聞・朝日新聞・NewsPicks・TBS NEWS DIGほか50媒体超に掲載。

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