故人のPayPay残高は相続できる?申請前に確認すべき3つのこと

QRコード決済サービスの相続手続きが1ヶ月以上たっても終わらないという相談が、国民生活センターにも寄せられています(出典:国民生活センター「今から考えておきたい『デジタル終活』」2024年11月20日発表)。PayPayの残高や利用履歴について、基本的な考え方を整理します。
基本知識:PayPay残高は相続財産になり得る
PayPayに残高が残っている場合、これは金銭的な価値を持つものであるため、相続財産としての対応が必要になる可能性があります。ただし、アカウントそのものは本人名義での利用が前提とされているため、手続きには一定の書類提出が求められます。
また、PayPayは銀行口座やクレジットカードと連携していることが多く、関連する金融機関への確認もあわせて必要になる場合があります。
具体的なトラブル事例(一般化した事例です)
故人のPayPayアカウントに残高が残っていたものの、どこに問い合わせればよいか分からず、手続きが長期化してしまったという相談が実際に寄せられています。また、連携していた銀行口座の解約と合わせて対応が必要だったことに、後になって気づいたという事例もあります。
今すぐできる対処法
①PayPayのカスタマーサポートに連絡する
まずは公式のカスタマーサポート窓口に、利用者が亡くなった旨を連絡し、必要な手続きを確認しましょう。
②連携している銀行口座・クレジットカードを確認する
PayPayに紐づいている金融機関がある場合、それぞれの窓口への連絡もあわせて必要になります。
③必要書類を準備する
死亡診断書の写しや、相続人であることを証明する書類の準備が必要になる場合があります。
専門家に相談すべきケース
手続きが長期化している場合や、複数の金融サービスが絡んでいて整理が難しい場合は、行政書士へ相談することで、全体の進め方を整理しやすくなります。
なお、相続登記に関する手続きは司法書士の業務範囲であり、相続人間で意見が対立する場合の代理交渉は弁護士の業務範囲となります。クロフネ行政書士事務所では、必要に応じて司法書士・弁護士とも連携しながらご案内しています。
よくある質問(FAQ)
PayPay残高は相続の対象になりますか?
金銭的な価値を持つ残高であるため、相続財産としての対応が必要になる可能性があります。詳細はPayPayのカスタマーサポートにご確認ください。
手続きが長引く場合はどうすればいいですか?
必要書類の不足が原因となっているケースが多いため、事業者から求められている書類を確認し、揃えて再提出することが有効です。整理が難しい場合は専門家への相談もご検討ください。
連携している銀行口座はどうなりますか?
PayPayとは別に、連携している金融機関それぞれへの連絡・手続きが必要になる場合があります。
必要書類はどこで確認できますか?
PayPayの公式ヘルプページやカスタマーサポートに問い合わせることで、最新の必要書類を確認できます。
手続きが終わらない場合、専門家に頼めますか?
はい。相続財産の整理や手続き全体の進め方について、行政書士に相談することが可能です。
まとめ
PayPay残高は相続財産になり得るため、放置せず早めにカスタマーサポートへ連絡することが大切です。連携する金融機関の確認も忘れずに行いましょう。
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AUTHOR
深沢 文敏
家族資産コンシェルジュ|行政書士(登録番号 第14130403号)・宅地建物取引士
クロフネ行政書士事務所 代表/さいたま市大宮区
一部上場企業を退職後、行政書士として独立。法務書類の作成権限を持つ行政書士と、不動産売買を媒介できる宅地建物取引士の両資格を保有。郡山市(開成・鶴見坦エリア)に居住し、マンションを所有していた経験から、地方都市の不動産が抱える課題を現場感覚で把握している。日本経済新聞・朝日新聞・NewsPicks・TBS NEWS DIGほか50媒体超に掲載。
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